────────────────────────── 【質問コーナー】クレイ湿布の注意点
────────────────────────── MTさんよりクレイ湿布についてお問い合わせを
いただきました。
福島からのアドバイスに、とても大切なポイントが
含まれていますので、ぜひ参考にしてください♪
Q) -----
主人が腰痛で悩んでいるので、グリーンクレイに
ウィンターグリーン精油も加えてクレイペーストを作り
ガーゼで包んでラップを充てたクレイ湿布を
腰ベルトで固定しました。
炎症を起こしているので冷やしてあげたかったのですが、
付けた瞬間からポカポカし始め、1時間ほどそのままに
して外してみると、赤くなっており
そこだけ温かくなっていました。
グリーンクレイは冷やす効果があると思っていましたが
私の手順のどこがいけなかったのでしょうか?
A) -----
赤くなってしまった原因として、ウィンターグリーン
精油が考えられます。優れた鎮痛作用があり炎症にも
よく使われる精油なのですが、皮膚刺激性が高いので
使用する際は注意が必要です。
腰全体につけるクレイペーストに加えるなら、
1滴以下にしておいたほうが安全ですし、
続ける場合、精油は毎回は入れないほうがいいです。
ペパーミント精油にも似たような性質がありますが、
使い方によって、冷却作用、加温作用、どちらもあり得ます。
クレイペーストやクレイ湿布で、患部を長時間密閉
する使い方の場合、加温する傾向にあります。
最初冷たく感じさせるけれど、それは脳への刺激による
錯覚で、本当に温度を下げているわけではないのです。
使いすぎると逆に皮膚が熱を帯びてきます。
冷却したいときは、「少量、短い時間」を意識すると
いいと思います。
(例:ペパーミントウォーターをスプレーするなど)
また、「グリーンクレイは冷やす効果がある」との
ことですが、私たちはそのようには理解していません。
どのクレイも基本、ペースト状にして皮膚に長時間湿布したら
クレイが作用しているあいだは温める傾向にあります。
つけた瞬間、冷やっと感じることはありますが、
それは体温より温度が低い水で溶いたから、です。
なので、冷やすことが目的の場合は、
「冷水で作ったペースト」をつけて短時間で
切り上げる必要があります。
ですが、冷却するといいのは、急性、原因となる
事故が起きた直後です。
ご主人の腰痛は慢性的な症状のようですから、
対策としては、今回、MTさんが行われたクレイセラピーの
方法で合っていると思いますよ。
慢性の場合は、温めるか?冷やすか?というよりも
クレイと精油が痛みを和らげてくれる作用を
期待してセラピーするので、皮膚が耐えられる
(湿布をはずしたあと、すぐ赤さが回復する)範囲であれば
そのトリートメントを続けていいと思います。
参考までに、痛みにはグリーンクレイが一番効果的ですが、
炎症があるときは、イエロークレイ(フランス産)も
お勧めです。ずっとグリーンクレイを使い続けていると、
皮膚が反応して、かゆみなど引き起こすことがありますので
グリーンクレイよりも作用がマイルドなイエロークレイを
グリーンクレイと交互に使うといいかもしれません。
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皆さんも、何かご不明な点やご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいね。
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