ネイチャー・ワンダーランドの旅
ゴールデンウィーク、みなさんいかがお過ごしですか?
もうすぐ平成から令和へと年号が切り替わりますね。
私たち福島ファミリーはこの切替タイミングのちょっと前に、家族旅行に行ってきました。
行き先は、ネイチャー・ワンダーランド=ニュージーランド!
オーストラリアからだと飛行機で3時間程度と近いのですが、私以外の家族は行ったことがなかったのです。
私にとっては、遠い昔、バブリー時代に「海外出張」という名目でめっちゃ楽しませてもらった思い出と、その後、国際結婚前に両親を連れてのドライブ旅行で大変だった思い出の2つが交錯する国です。
(両親連れての旅は、プランからツアコン、ドライバー、ナビ、通訳まで一人で背負い込むので、けっこう疲れました・・・)
ツインガールズは18歳、親よりボーイフレンドと過ごしたい年頃。
「きっとこれが最後の家族4人旅行になるね」ということで、ボーイフレンドを置いてけぼりにして、決行いたしました(笑)。
ガールズの大学の講義のあいまを縫ってのスケジュールなので、10日間と短めです。
北島ではキャンピングカーで気ままに温泉めぐりです。
予約するのが遅かったので、ゲットできたのは、こんな小さなキャンピングカー。
なんと、トヨタ・ハイエースだよ。
キッチン付きで、大人4人寝られるのですが、超せまい!
さらに、外は寒いから、夜は出たくない!
家族4人がお互いに気配りしながら、狭い空間で過ごしたのも、いい思い出になりました。
北島は地熱ワンダーランド。
「ここ掘れワンワン」で、砂を掘ったら温泉が出てくるビーチとか、
「どうしたら、こんな色になるの?」という自然池とか、
温泉と混ざって、いい湯加減の川とか、
洗剤入れると噴出する間欠泉とか、
湯気モコモコあげてるところが、あちこちにあります。
「マッドバス(泥風呂)」って書いてある、「やった~、天然クレイバスに入れるんだ~!」と喜んでいったら、ボコボコに沸騰してました(爆)。
仕方なく、クレイバスに入れるスパ(?)施設を見つけたのですが、
入場料は高いわ、
クレイは若いスメクタイト系で刺激強すぎだわ、
硫黄の含有量高すぎて目が開けられないわ、
・・・で、クレイセラピストとしましては、かなりガッカリでした(笑)
その後、山間のひなびた温泉キャンピング場、みたいなところを見つけましたが、そこのお湯はすばらしかったです。
25メートルプールから、岩庭園みたいにデザインされた日本の露天風呂ばりの立派なお風呂まで、たくさんのプール(お風呂)があって、温度も38度から40度を超えます。
(海外の温泉ってたいていぬるすぎなのですが、40度超えてくれるとうれしい。日本人好みですね)
ここは湧き出る湯量が豊富すぎて、「源泉かけ流し」は当たり前。そのうえ、毎日すべてのお湯を排水して、イチから溜めなおすのだそう。
なんて贅沢な!
温泉ハシゴで忙しく、温泉の写真が一枚もないのですが、ココは本当におすすめでした。
(ただし宿泊施設はキャンピングカー用のサイトがちょっとあるだけ)
このあたりは、地球の地殻が薄いそうで、マグマとの距離が近いから、ボコボコだったりモクモクだったりポカポカだったりするようです。
移動中にはこんな美しい風景も。
オーストラリアも自然パワフルで美しいけど、ニュージーランドの自然はまた味が違いますね。
透明感あふれる繊細な自然。
こんな絶叫系アクティビティも楽しみました♪
さんざん温泉入りまくって、最後のほうは「おなかいっぱい」
さらに、狭い空間に4人が暮らすキャンピングカーも、ストレスが溜まってきたところで、
飛行機で南島に移動。
南島では広くてすてきな一軒家に泊まり、氷河やフィヨルド・クルーズなど、いかにも観光ルートを楽しみました。
このあたりの湖って、みんなこんな感じで、緑がかったターコイズ色をしています。
氷河で削られた岩の粉が水に浮遊して、太陽光に反射するためだそうです。
自然って、不思議ですね~。
最終日は、フィヨルド・クルーズへ。
ミルフォード・サウンドは有名だけど、セルフ・ドライブするには遠いので、ダウトフル・サウンドへ。
ここは、湖をボートで突っ切り、その先に待っているバスで峠を越したところにある秘境です。
なぜDoubtful(疑惑の)Soundというネーミングか?というと、キャプテン・クックがここを探検しようとしたときに、いつも東から西への風が吹いているから、いったん出航したら戻ってこられないのでは・・・?とビビっていたから、だそう。
世界一周して、太平洋の島々はじめニュージーランド、オーストラリアを発見した偉大なクックさん、意外に小心者だったか?!
切り立ったフィヨルドの向こうにはときどき氷河の山々まで見えました。
この貴重な氷河も地球温暖化によって年々溶けてしまっているそうです。
氷河がすべて消えてなくなってしまうまでに、温暖化現象はリターンできるでしょうか?
これからの人間ひとりひとりの意識、政治的決断が試されています・・・
私にとっては3度目のニュージーランド、つくづく思いました。
旅は道連れ、世は情け。
誰と一緒に行くか、旅先で誰に会い、どんな経験をするかで、その印象は全然違ったものになる。
・・・という当たり前のことを実感しました。
夫と娘たちに頼れる旅は、超らくちんでした(笑)。
ちょっと前までは子どもだからと、いろいろと気を使ってきたガールズが、
情報ネットで調べてくれたり、
電話をかけて予約してくれたり、
お得なディールを交渉してくたり、
トラブルが起こると解消してくれたり、
ベターなアイデアを提案してくれたり、
いつのまにか「頼れる人たち」になっていて。
ほんとうに、ありがたい。
子育て中のおかあさん、今は大変かもしれませんが、
近いうちに、お子さんたちが助けてくれるようになりますよ♪