日本出張報告~③神社まいり

神社まいり

ちょっと深刻な話題が2本続いたので、ここらで一息(笑)

日本の神様にご挨拶してまいりました。

日本の神様といえば、お伊勢さん。

昔から旅行好きだったので、1都1道2府43県、日本のすべての都道府県に行ったことがあります。

が、お伊勢さんは行ったことがなかった。
三重にも伊勢にも行ったことあるのに。
伊勢神宮はスルーしてました。

実はわたしく、アンチ・ミーハーでして、「みんなが好き・いいというものに疑問をもつ」という習性がございます(笑)。

「みんなが行くところに行きたくない」「人気のあるところは、あえてパス」という、大変ひねくれた根性持ちなのです。

それより、人目につかない、あまり人が知らない穴場を見つけては、ひそかに喜ぶという。

性格悪いですね。。。(笑)
(ま、そういう性分なので、まったく無名だったクレイセラピーなんてものを見つけてハマったりするのでしょう。)

でも、有名なところも実際に行ってみると、予想に反してすごくよかった~!なんてこともありますし、年を重ねればそういう経験も増え、自分のジャッジがいかにあてにならないか認めざるをえなくなります。

そういうわけで、みながすなる「お伊勢参り」といふものを我もしてみむ♪ と思った次第です。

#土佐日記をもじってみた。

*****

実家の神奈川県からレンタカーを借り、新東名を走らせ、

東名高速から見る富士山

東名高速から見る富士山

渥美半島の伊良湖岬から伊勢湾フェリーに乗りました。

伊勢湾フェリー

伊勢湾フェリー

なぜフェリーか?というと、なんとなく面白そうだから。所要時間とか料金とか考えてません(爆)。

フェリーが到着した鳥羽で1泊。

旅館の仲居さんはラースを見るや、お部屋をアップグレードしてくれました。

デカすぎて、ふつうの部屋では入らないと思ったのかな?
ありがたいことです。2部屋もあって、すごく広くて、生花や枯山水まであって。
お料理もとても上品で、すてきなお宿でした。

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翌朝、伊勢神宮を訪ねました。

伊勢神宮

やってきました、伊勢神宮

連休初日だったせいもあり、まだ朝10時なのに駐車場混み混み。五十鈴川の河川敷にとめられました。

参道をゆっくり散歩しながら内宮に向かいます。
(ほんとうは外宮を先にお参りすべき、という話も聞きましたが…)

朝からたくさんの人、人、人で、こんなにたくさんの人たちのお願い事を聞く神様は、さぞやうんざり、お疲れなのでは?と、ふと思ってしまいました。

途中、参道に立っている大きな木(ご神木というわけではなさそうだけど)に聞いてみたら、ものっすごいエネルギーが返ってきました。

参道の大木

参道の大木

「これくらい、どーちゅーことはない。余裕じゃ。くるしゅーない、くるしゅーない」といった感じの太っ腹なお答えでした。

甘えさせてもらって、いいみたいです。さすが神様。パワフル。

お参りするところも行列ができているし、いっぺんに20~30人がお参りしていますから、神様も聞き分けられないんじゃないか?とか、「余計なお世話」なことを考えてしまいました。

ちょうど、お一人「御垣内参拝」されていらして、大勢の方が塀の外から「参観(?)」していました。

 

いざ、自分の番になってみると、「あれ?神様に何をお伝えしたいんだろう?」と。

そもそも「願かけ」とか「ご利益」ってものは頭になかったのですが、「これからの人生、こんなふうに生きたいと思っています」という「誓いの言葉」のようなものになってしまいました(笑)。

そしたら、そんな個人的なことが ちっぽけに思えてきて、「ありがとうございます!」って。

何にありがとう なんだか分からないけど、そんな気持ちが自然に湧いてきました。

オーブ

やっぱりオーブがいっぱい♪

お参りのあとは 人の流れに任せて境内を歩き、参道に出てからは抹茶アイスクリームを食べ歩き、お約束の「赤福」を買う。

参道はとてもにぎわっていて、まるでフリーマーケットかテーマパークで遊んでいるような気分でもありました。

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伊勢神宮の後にして、次にやってきたのは、伊雑宮(いざわのみや、正式名:伊雜宮)。

伊雑宮

伊雑宮の傾いたご神木

ほんとは神様はこちらにいる、という説もあるそう。

境内は狭いですが、人は少なく静かです。

伊勢神宮内宮のような力強さはないけれど、平和なエネルギーでほっとします。

神様の素顔に近づいたような感覚。

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ところで、内宮でもそうだったんですが、参道の木々に竹でカバーが巻いてあるのが気になっていました。

ラースは「鹿除けだろう」っていうけど、そんなに鹿いるか?

なにか神聖な意味でもあるんだろうか?と思って、詰所にいらした方(警備の方?)に聞いてみたら

「あれは木を守るってこともあるんですが、主に人を守るためのものです。」

「はあ?人ですか」

「はい、今日はそうでもないですが、初詣の頃になると、ものっすごい人で押せ押せになって、参道の木にぶつかるとコートなどにあたって服を汚してしまうので、それを避けるために巻いているのです」

ほおーー、そんな理由でございましたか。。なるほど・ザ・ワールド

伊雑宮

伊雑宮の双子の木

この写真は、伊雑宮で撮影したものなんですが、太陽の光がこんなに曲がっちゃってるの。

双子の木なのですが、この前に なにか いますよね?

きんちゃくぐす

きんちゃくぐす

こちらは伊雑宮の名物(なのか?)、きんちゃくみたいなかたちをした楠のようです。

この写真にも横に不思議な青いラインが入っていますね。なにかいる。。

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もうひとつ、伊勢神社の別宮があると聞きまして、行ってみました。

瀧原宮。

瀧原宮

瀧原宮

車で1時間ほど山のほうに入ったところにあります。伊雑宮よりも参道が長く、広い感じがしました。

雰囲気は伊雑宮に似ていますが、もっと深~いところに入ってきたような、神様の懐に入れてもらっているような安心感があります。

瀧原宮

やっぱり、オーブがいっぱい。

森そのものも、清々しくて気持ちよかった。

伊雑宮、瀧原宮でも、伊勢神宮内宮でおまいりしたときと同じことを。

「いつも見守ってくださり(なのかな?よく分からないが)、ありがとうございます」って。お礼してきました。

*****

そして、数日後。

こちらは、実家の近所にある神社。

わたしの神社

いつも里帰りすると必ずお参りしてきます。

ここは小さな小さな神社で、社も超地味なのですが、地元の人たちがなんとか手入れを続けてくれています。

子どもの頃は、ここを拠点に「探検」したり、「肝試し」したりしたものです。

春には桜が、梅雨には紫陽花が、秋には紅葉がきれい。

夜の神社もまた、すてき。

わたしの神社(夜)

私にとっては、ここが「マイ神社」です。

ここなら親しみやすくて、なんでも甘えられる。

 

日本を発つ前夜、神社から眺めた月。

神社から眺めた月

こころのふるさと。

 

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